プログラムNo.17
音の空間体験&発見! クラシックって楽しい!
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サロンオーケストラとは、19世紀、ヨーロッパの貴族を中心に流行った
小編成オーケストラで、貴族達は自分の邸宅に文化人や
楽団を呼び「サロン」を開いて、音楽やお喋りを楽しんでいたそうです。
そこでは、ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンなど偉大な作曲家たちが活躍していました。
また、サロンオーケストラに、オペラ歌手が入った編成も一般的でした。
そんな華やかで贅沢な演奏会を切り取り、楽しい音楽劇を入れたコンサートです。


《オープニング》
★ ディズニー「エレクトリカル・パレード」
 ピアノの伴奏に合わせて、楽器を持った出演者が客席から登場します。
にこやかに手を振ったり、楽器を生徒さんに見せたり、手拍子をあおったりしながら入場。
歌手の二人も、マラカスを振ったり手拍子したりして、生徒さんを盛り上げていきます。

《世界の名曲コンサート》
★ チャールダーシュ(ヴァイオリン+ピアノ)
 ヴァイオリニストが立ち上がり、みなさんの目の前で早弾きを披露します。
指揮者を持たない「サロン・オーケストラ」は、リーダーの呼吸や体の動きで、演奏のテンポをコントロールします。

 
息を合わせるために、演奏者はグッと集中! 子供たちも伸び上がって見つめています。

★ 「千と千尋の神隠し」より「いつも何度でも」(ソプラノ+ピアノ)
 ソプラノ歌手の澄んだ温かみのある声、大きく響く声に、先生も生徒さんも初めはびっくり、後にうっとり!

★ 白鳥(チェロ+ピアノ)
ヴァイオリンよりも深く落ち着いた音色のチェロ。
柔らかく包み込む音色が、白鳥の優雅な姿を表現します。

★ オー・ソレ・ミオ(バリトン+ピアノ)
 まろやかな響きの歌声で、明るくオープンな印象のバリトン歌手です。
手を広げてみせたり、指されたりすると、生徒さんは照れ臭そうにクスクスと笑っていました。
ボディランゲージも派手で板についています。

 

★ 「アルルの女」より「メヌエット」(フルート+ピアノ)
 繊細で透き通る音色が、なめらかに響きます。心洗われるひとときです。

★ 小犬のワルツ(ピアノ)
 小犬が自分のしっぽを追いかけて、クルクル回って遊んでいる様子を描いた曲です。
普段、聞き慣れているはずのピアノの音も、プロが演奏すると全然違って聞こえます。
生徒さんも身を乗り出して聞いていました。

優しい雰囲気で、生徒さんを見ながら歌います。
情景を描くように演奏する姿が印象的でした。
ピアニストの指もクルクルと回転するように動いて演奏します。

《メンバー&楽器紹介コーナー》
◇ ヴァイオリンとチェロの紹介
 それぞれの楽器で車の音や動物の鳴き声などの音を出して、プチ・クイズコーナー!
みんな、手を挙げたり、口々に叫んだりして、ノリノリで参加していました。

これはヴァイオリン
チェロとは大きさが違いますね
だからこんな風には構えられません!

★ハンガリー舞曲 第五番 〜ジプシー風〜
 ちょっと変わった「ジプシー風」アレンジでお贈りします。
ヴァイオリン2台のラウンド演奏で、演奏の途中で急に曲が止まり、演奏者同士顔を見合わせたり、生徒さんをじっと見つめたり、また急に曲が始まったり、チェロをクルッと回したりします。


生徒さんは一緒になって息を詰めたり、ほっとしたり、 回ったチェロを見逃して
悔しがったりと、客席のみんなのリアクションも面白い一曲です。

《アレンジの魅力》
★ 大きな古時計 〜長調・短調・ラテン風〜
 みんなのよく知っている「大きな古時計」を使って、アレンジ(編曲)の面白さを伝えます。
ピアニストの伴奏でヴァイオリニストが一般的な“長調”の「大きな古時計」を演奏。

 
次に、同じフレーズを短調で演奏すると、他のメンバーは泣き出してしまいます。
 
 
今度は明るいラテン風、“マンボ”のリズムで演奏。
泣いていたメンバーはコロッと泣きやみ、マラカスを振り始めたり、
飛び跳ね、踊り出して……変わり身の速さに客席のみんなは大笑い!

《モーツァルト、ベートーヴェンが約200年の時をへだてて現代にタイムスリップ?!》
★ アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
 気を取り直して、落ち着いてクラシックを聞きます。
ゆったりとした気持ちで演奏に聴き入り、ほぅっと息をつくと、舞台の緞帳前にモーツァルトが転げ込んで来ました!

モーツァルト「今、僕の曲を演奏してくれていたね!」
リーダーの佐藤さん  「あなたは、もしや、モーツァルト?!」
モーツァルト「僕の作った曲をもっともっと演奏してよ!」

 そこで、沢山のモーツァルトの曲の中から「魔笛」を演奏することになりました。

 

★オペラ「魔笛」より「おいらは鳥さし」
 楽団が前奏を演奏すると「モーツァルト」から「パパゲーノ」に衣裳替えしたバリトン歌手が再び登場し、客席の中に入って歌います。

 
初めて見るオペラに子供たちは目を丸くしています。

 

★ オペラ「魔笛」より「夜の女王のアリア」
 緞帳前に「夜の女王」に扮したソプラノ歌手が登場。パパゲーノは物陰に隠れます。

  
安定した美しい声に、ここでもうっとり。先生方は溜め息をついていました。

 

★ オペラ「魔笛」より「パ・パ・パ」
 恐い夜の女王が去ると、パパゲーノはホッとしてみんなに話しかけます。
「オイラがここに来たのは“○○小学校に行けば、可愛い彼女「パパゲーナ」に出会えるよ”と神様のお告げがあったからなんだ。みんな、パパゲーナちゃんがどこにいるか知らない?」

この日はなんと「みんなで呼んでみれば?」と、生徒さんが提案してくれました。
……せーの、で呼ぶと、パパゲーナちゃんが出てきて…

 
可愛らしい振り付けの動きと、楽しく語りかけるように歌う二人を、生徒さんたちはニコニコと見ていました。

 

★ 交響曲 第五番「運命」第一楽章
 ラブラブな二人が走り去って、今度は「運命」の演奏が始まります。
やはりこの曲は、小さな子供たちも知っていて、静かに集中して聞いていました。

 

★ 交響曲 第九番「合唱付」第四楽章
 と、今度はベートーヴェンが出てきて第九の説明をします。
全員の演奏と、二人のオペラ歌手の歌でクライマックスです。

  

《アンコール》 ★ ラデッキー・マーチ
 みんなとてもよく聞いてくれたので、もう一曲プレゼント!
メンバーはみんなの手拍子を誘います。曲が大きくなる所は大きな手拍子で。
小さな音の所は人さし指の手拍子で。

 

 生徒さんたちから沢山の元気と拍手を頂いて、演奏者も笑顔で手を振ってお別れしました。
サロン・オーケストラは、クラシック・コンサートでありながら、
飽きさせる事なく楽しく進行するユニークなアイディアいっぱいのコンサートでした。